『東京の仕事場』 木内昇
唯脳論的に言えば人工的に存在する”もの”は脳の中の具象化ということで、そのひとつの典型として部屋というものがあります。
自分で考え、選び、工夫を重ね(あるいは怠惰の集積として)到達した現在進行形の空間。
その例に漏れず、仕事場というのは端的に、使うヒトのひとつの具象としての到達点なのではないかと思います。
この本で紹介されているのは、各界の著名人。
写真界では佐内正史や川内倫子、ほかにも宮藤官九郎、みうらじゅん、MAYA MAXなど、魅力的な仕事場が数多く紹介されています。
なかの写真は数人のカメラマンによって撮影されていますが、なにげにそのひとりは川内倫子だったり、佐内正史がじぶんの部屋をセルフポートレートを交え撮影していたりします。
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