フォトグラム(ふぉとぐらむ)


プリント作業などで、通常はフィルムの透過光の濃淡を印画紙に焼き付けることで画像を得るが、フィルムを使用せず感光材(印画紙など)の上に直接物体を置き上方から光をあててその物体の影の形を画像としたものをフォトグラムという。
光を透過する物質を置くと、微妙な陰影も写しだすことができる。
早くは1830年代に写真技術先駆者のひとりウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットがフォトグラムを制作しているが、一般的になったのは1920年代で、シュールレアリズムの時代に活躍したマン・レイとモホリ=ナジがその一翼を担った。
フォトグラムという名称自体は、モホリ=ナジによるもので、現在では最も一般的な名称となっているが、マン・レイは、レイヨグラフと呼んでいた。

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04. 7月 2008 by hasestudio
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