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『ショパンピアノ協奏曲第1番&第2番』エマニュエル・アックス
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
(2004/11/17)
アックス(エマニュエル)
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アックスの繊細なピアノが印象的な本作だが、
このアルバムのポイントは、
ショパンの時代に作られたピアノによって
奏でられている点です。
アックスが使用しているのは、
ショパンが亡くなった1849年の2年後、
つまり1851年に作られたエラールという楽器で、
その高音で派手さがありながら、
品のある音色が特徴的です。
ショパンの協奏曲第1番は
様々な演奏家によって奏でられていますが、
このアックスとエラールという取り合わせは、
その演奏に新たな1ページを加えています。
また、マッケラス指揮の
エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団も、
超一流のオリジナル楽器奏者によって
結成された見事なオーケストラであり、
これも傾聴すべき名演です。
エマニュエル・アックス(Emanuel Ax, 1949年6月8日 – )
ポーランド出身のユダヤ系アメリカ人ピアニスト。
1949年 ポーランドのルヴフに生まれ
6歳のとき父の手ほどきでピアノの学習を開始する。
8歳の時に家族とともにワルシャワへ移り
さらに2年後にカナダのウィニペグへ移住する。
1961年 ニューヨークに移住し、
ジュリアード音楽院のミェチスワフ・ムンツに師事。
また父の薦めによりコロンビア大学へも入学し
フランス語を専攻した。
1972年 エリザベート王妃国際音楽コンクールで7位
1974年 テルアヴィヴ国際アルトゥール・
ルービンシュタインコンクールに優勝
1979年 ニューヨーク・エイヴリー・フィッシャー賞を獲得。
ピアニストの野崎洋子と結婚し、
ニューヨークに在住。2児の父である。