GN(ガイド・ナンバー)


外付けのフラッシュの強さを表すのにGN(ガイド・ナンバー)という指標がつかわれます。
キャノンなどではストロボの名称、580EXⅡの58という部分がガイドナンバーだったりします。
gn.jpgガイドナンバーとは単純にいえば、カメラのフラッシュ発光の光量を示す指標のことです。この値が大きければ大きいほど光量が大きいことを示しています。
もともとガイドナンバーは露出値を計算するための数値であり、「ISO規格で感度100のフィルムを1メートル間で使用した場合」の値を示すものです。これを絞り値で割ると撮影距離が分かり、撮影距離で割れば最適な絞り値を導き出すことができます。
つまり左の図のように
F(絞り)=GN(ガイドナンバー)÷M(距離)ということです。
実際に計算してみると、
ガイドナンバー56のフラッシュで、フラッシュと被写体の距離(カメラと被写体の距離ではない)が10Mだとすると56÷10=5.6で絞りF5.6が適正の絞りということになります。
一般向けのフラッシュはほとんどがオートメーション化されているので調光補正などで調整しますが、プロ用の出張用大型のフラッシュなどはほとんどがオートではないので、この数式が役に立ちます。
この数式、当然ながら位置を変えることで、
GN=F×M、M=GN÷Fとそれぞれの項目を計算することができます。



20. 3月 2008 by hasestudio
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