好きであること

卒業袴

卒業式までのこの期間、
次のステップのための活動をしております。

こう見えて趣味は美術館巡りなので、
遠方に出張がある際にちょっと時間を見つけては
感性を磨かせていただいております。

今年に入ってからも
「ボッティチェリ展」東京都美術館
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」江戸東京博物館
「井上有一展」金沢21世紀美術館
「ピカソ、天才の秘密」愛知県美術館
「ヴェネツィア展 魅惑の都市の500年」名古屋ボストン美術館
「船越桂 私の中のスフィンクス」三重県立美術館
「スペインの彫刻家 フリオ・ゴンサレス展」三重県立美術館

などなど、
いろんな展覧会をまわらせていただいております。

ぼくの展覧会の見方は
1 最初にじっくり会場を一巡
2 全体の流れを把握
3 気になる作品を中心にもう一巡
という流れをふむので、
なかなか時間がかかります。
(もちろん時間の都合でできない時もありますが。)

わりと自由に会場を行き来するので、
基本的に展覧会にはひとりで来るようにしています。

たまにだれかと一緒に行ったりすると
相手の進み具合を気にしたり、
いろいろ気になってしまって
何をしに来たのか分からなくなってしまうのです。

だいいち
ぼくみたいな変わった見方に付きあわせたら
相手がまいっちゃいますよね。

とりもなおさず
展覧会はいろんな気づきを与えてくれます。
構図、色使い、ディテールの表現、
写真をする上での大切なことがたくさんあります。

特に絵画などは、もちろん写真ではないので、
何かに気づいて、落としこむまでに
自分の中で変換する必要があります。

絵画であたりまえのことが、
写真ではあたりまえでなかったりします。

事実をありのままに写すことも大切ですが、
見方を変えることで、
新たな一面が見えてくることもあります。

その両方を高いレベルで実現するのが
我々カメラマンの仕事だと思っています。

それができるようになるために、
日々いろんな刺激に自分を晒すようにしています。

よく、「大変ですね。。。」
と言われることがありますが、
実は大変だと思ったことはほとんどありません。

ぼくの場合、
自分の好きなことを仕事にできたので、
写真が上手になること=自分の喜び
写真で喜んでもらえること=自分の喜び
なのです。

だれしも
自分が好きなことには夢中になれるものです。
それに対する努力は、むしろ努力では無いのです。

学生の頃
いわゆる一流企業と言われるところに
就職した友人も結構いました。

しかしその名前だけに惹かれて就職した人たちは、
3年持たずに仕事を変えました。

「好きこそものの上手なれ」

昔のひとは実にうまいことを言ったものです。
仕事と自分の喜びがシンクロした時、
それは本当の意味での「志事」になるのだと思います。

春の訪れまで
もう少し自分を磨こうと思います。

 

写真のはせの卒業・入学
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写真のはせの卒業・入学

 

18. 2月 2016 by hasestudio
Categories: 日々のこえ |