写真集 『生きている』 佐内正史
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生きている―佐内正史写真集 (1997/04) 佐内 正史 |
最近、ふっと思い出して急に見てみたくなり、amazonを探してみると、『生きている』は重版を重ね10年以上たった今もなお市販されていた。
”写真集なんて出たときに買っておかないともう2度と買う機会なんて訪れない”それが、日本の写真集事情。10年ほど前、梅田の古本屋で森山大道の『光と影』の帯つきの初版本が3800円で売られているのを見つけたときは思わず手が震えた(今じゃプレミアで10万くらいします)。
だから、4版も重ねるというのは、並大抵のことではありません。
初版のときから、写真集はそのままで、ぼくだけが年を取っただけなのに、当時とはまた違った感じ方をこの写真集から受けるようになりました。それはノスタルジックな郷愁のようなもので、この写真集のよさがよりぼくの心に届くようになっていました。
こちらの距離感がかわっただけなのに、写真集そのものの質がかわってしまう。まさに写真集は『生きている』のだな、と妙に納得してしまいました。
『MAP』により木村伊兵衛賞を受賞した佐内正史とアートディレクター町口覚のコンビは当時から健在です。
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