海馬
タツノオトシゴのことを海馬(カイマ、カイバ)と言ったりしますが、きょうは脳の海馬の話です。海馬は、大脳辺縁系の一部である、海馬体の一部で特徴的な層構造を持ち主に脳の記憶や空間学習能力に関わる処理をしている器官です。
最近糸井重里さんと池谷裕二さんの対談、『海馬』を読んだのですが、すごいですね!知らなかったことがいろいろとかいてあります。
かいつまんで書いてみると
・脳細胞は1秒に1個くらい死んでいく
→確かに死ぬが、不必要な細胞が死ぬだけで、使っているところの連絡を密にすることが重要。海馬の脳細胞は減るどころか、使えば使うほど増えていく。
・夢は海馬が作り出す
→これは1日取り込んだ記憶を脳が整理し格納するための作業で、無理やり寝ないでいるとこの作業ができなくなるため、海馬は起きている間でもこの作業をしようとする。つまり幻覚が見える。
・頭のよくなる薬、悪くなる薬は存在する。
→風邪薬なんかはアセチルコリンの分泌をおさえやる気がなくなるらしいです。
などなど、興味深い内容が目白押しです。
この本を読んで、脳は30歳を超えてからなんだ! 使い方次第でどんどんかしくこなるんだ!ということがわかりずいぶん勇気づけられましたw みなさんもぜひ読んでみてくださいね☆
海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス (ほぼ日ブックス) (2002/07/10) 池谷 裕二糸井 重里 |
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