夏の終わり ―線香花火―
家庭でするような花火には
特に執着はなくなってしまい、
子供の付き合い程度にするくらいに
なってしまいましたが、
線香花火だけは
いまだに時々したくなります。
それは
通常の花火が、
何もしなくても勝手に燃え尽きてしまう
完全にルーチンな過程なのに対し、
線香花火というものは、
花火の継続に対し少なからず気配りや技術、
つまりは主体性の入り込む余地があるからではないかと
勝手に思ったりしています。
線香花火の過程は
4段階に分けられるらしく
1.牡丹。先に「玉」ができる。
2.松葉。玉が激しく火花を発する。
3.柳。火花が低調になる。
4.散り菊。消える直前。 (wiki参照)
とそれぞれの状態に
ちゃんと名前がついていたりします。
花火としては
極めてシンプルなつくりではありますが、
静と動、なによりもその美しさゆえに、
また、線香花火に火をともしてしまうのです。
Camera:CanonEOS5D Mark2 EF24-105mmF4 USM
Developping:Adobe PhotoShop Lightroom ver2.6
Finishing:AdobePhotoshopCS3 ver10,00