すべてはだれかの手によって
日本の桜のおよそ70%が
ソメイヨシノと言われていますが、
この木は接ぎ木(つぎき)でしか増やすことが出来ません。
つまり全国いたるところで咲いている
ソメイヨシノは、
ひとつひとつだれかの手によって
接ぎ木されたもの、ということなんです。
そのルーツをたどっていけば
最初の原木にたどり着くともいわれていて、
もともとはひとつの木だったのです。
そのためすべてのソメイヨシノは
すべて同じ性質を持っていて、
同時に咲き始め、同時に散り始めるのだそうです。
すべてのソメイヨシノが
だれかの手からひとつひとつ受け渡されていったなんて、
なんだかいいはなしですねー。