Category Archives for 写真作品
赤の印象
大阪にやってくると
いまだにハッとすることがある。
津から山を越え大阪に入り
鶴橋で環状線に乗り換える。
するとたいてい
パノラマに広がった朱色の帯が目に入る。
陰に沈んだ人物とのコントラストが印象的で、
この光景を見ると「ああ、大阪に来たんだ」
と、いうことに気づかされる。
その朱色の車体を見ながら、
昔東京の中央線もこんな色だったなと思った。
変わってしまったものと
いまだ変わらないものとのはざまに
一瞬外界の音が途切れ、
かすかに耳鳴りが聞こえた気がした。
Camera:Canon PowerShotG11
Developping:Adobe PhotoShop Lightroom ver3
Finishing:AdobePhotoshopCS5 ver12.0.1 ×64
養老の滝 (岐阜県養老町)
岐阜県養老公園内にある落差32m、幅4mの直瀑。
日本の滝百選及び養老の滝・菊水泉として
名水百選に選定されている。
光画
路地裏に差し込む強い光。
ラチチュードを超えたコントラスト。
光画という意味を知り、
遠くニエプスの残像を想う。
Camera:CanonEOS5D Mark2 EF24-105mmF4 USM
Developping:Adobe PhotoShop Lightroom ver3
Finishing:AdobePhotoshopCS5 ver12.0.1 ×64
路上を歩く ―標本としての煙草―
アスファルトという減圧蒸留装置の残滓として生まれた
我が国を覆い尽くす原油から精製された固形物は、
あまりに長い歴史を持つあまり、
ひいては旧約聖書のバベルの塔の建設に
用いられたりするわけだが、
現代においてもその実直さはあまねきため、
路上に散乱する物質にすら
まるで博物館に収められた荘厳な陳列物のごとく
静寂にて清廉なたたずまいすら感じる。








