露出倍数(ろしゅつばいすう)
フィルターを使用したり、ベローズ(いわゆる蛇腹)、中間リングなどを用いるとフィルム面に当たる光量が減少するのでフィルターの濃度やレンズの種類にあわせてプラス側の露出補正が必要になる。
その補正の値を露出倍数という。
フィルターなどの露出倍数はリング系のものであればリングに直接×2、×4などの記載があり、×2とあれば倍の露光が必要という意味なので露出を+1段、もしくは感度(ISO)の数値を半分(ISO400であれば200)すると適正露出を確保できる。
一方中間リングを使用した接写時の露出倍数は
この公式で求められる。
たとえば50mmのレンズで、中間リングの厚さが50mmであれば値が4となりフィルターを付ける前の適正露出の4倍が適正露出となる。4倍とはつまり2絞り(+2段)ひらかないといけないということである。
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