置きピン


ピントをある距離にセットしたままで撮ること。動く被写体をAF(オートフォーカス)で写していると、被写体の動きや揺れによってピントが安定せず撮りにくい時に使う。AF(オートフォーカス)でいったんピントを合わせて、MF(マニュアルフォーカス)に切替えるかフォーカスロックした状態でシャッターのタイミングを待つ。
0235.jpg
図の場合、
カメラに向かってくるA地点の物体があるとして、シャッターを切りたいポイントをBとする。
そこで、B地点の地面などでピントを合わせ物体がそのポイントに来るのを待ち、シャッターを切る。
しかし、物体はコチラが撮ろうと思って、実際にシャッターを切るまでのあいだも移動しているので、多くの場合B地点で撮りたいと思ってもそこでシャッターを切るとD地点近くまで来てしまう。
そもそもピントが合う範囲には被写界深度というものがありF値が大きければ大きいほどピントが合ったところの前後一定の範囲のピントはある程度あっている。そして被写界深度にはピントの手前よりも奥のほうが深い傾向にある(イメージとしてBDに対してCDくらいの余裕がある)。
そのことを踏まえると、B地点に来るちょっと手前くらいでシャッターを切るとよりイメージに近いピントの写真が撮れる。
カメラにどれくらいの被写界深度があるのかはこちらのサイトを参照。

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03. 7月 2009 by hasestudio
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