木田安彦の世界 木版画「西国三十三所」ガラス絵「日本の名刹」

 

展覧会 『木田安彦の世界 木版画「西国三十三所」 ガラス絵「日本の名刹」』 パナソニック電工 汐留ミュージアム 



力強い筆致に、大胆な構図。鮮やかな色使い。

代表作である硝子絵「日本の名刹」と
失明の危険をかかえながら
心血を注いで完成させた木版画「西国三十三所」。

西国三十三所に関しては、
墨と部分に一色入れる仕上げなのだが、
同時に展示されている下絵は極彩色そのもので、
シンプルな色構成に至る裏側に潜む、
作家のうごめく情念を垣間見れる。

木田安彦の描く人物、仏は氏の人柄そのもの。

あたたかく、人間味溢れる世界観は時間を忘れ
作品と対峙する美術鑑賞の醍醐味を
十二分に味あわせてくれる。

木田安彦の世界
木版画「西国三十三所」
ガラス絵「日本の名刹」

パナソニック電工 汐留ミュージアム
会 期 2010年1月16日(土)~2010年3月22日(月・振休)
休館日 毎週月曜日(但し3月22日は開館)
時 間 午前10時より午後6時まで
(ご入館は午後5時30分まで)



木田安彦(きだやすひこ、1944-)
1944年 京都生まれ。
1967年 京都教育大学特修美術科構成専攻卒業
1970年 京都市立芸術大学美術専攻科デザイン専攻修了。
博報堂制作部に勤務。
1975年 京都に戻り、版画家として制作活動を開始。
ガラス絵、板絵、水墨、油彩、陶、書と多彩に領域を拡げる。
1977年 田中一光に見出され
セゾングループのクリエイティブ・スタッフになる。


<主な受賞>
毎日商業デザイン賞
クリオ賞
サロン・ドートンヌ、ル・サロン
サロン・ド・ナショナル・デ・ボザール
ラハティ国際ポスタービエンナーレ
世界ポスタートリエンナーレトヤマ入選
日経広告賞部門賞
日本雑誌広告賞金賞
SDA優秀賞
CSデザイン賞シルバークラウン賞
国際カレンダー展銀・銅賞
全国カレンダー展通商産業大臣賞
文部科学大臣奨励賞
ニューヨークADC賞銀賞・優秀賞他受賞
第17回京都美術文化賞
平成17年度京都府文化賞功労賞

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06. 2月 2010 by hasestudio
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