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第4回 名取洋之助写真賞


先日日本写真家協会が主催する、第4回名取洋之助写真賞が決定しました。
この賞は新進写真家の発掘と活動を奨励するために、主としてドキュメンタリー分野で活躍している30歳までの写真家を対象としたのもで、今回は金子隆一(写真評論家)、椎名誠(作家)、田沼武能(日本写真家協会会長)の3氏によって審査が行われました。

☆第4回名取洋之助写真賞
柳瀬元樹「ユーゴの残影」

<作品内容>
「七つの国境・六つの共和国・五つの民族・四つの言語・三つの宗教・二つの文字」の旧ユーゴスラビア連邦共和国から分離独立した国々の現在を追った作品群。今年二月に独立を宣言したコソボ、その独立を永遠に承認しないと主張するセルビア、平和な繁栄を目指しながらも地域的には民族間対立を残しているその他の国々。政治的な主張はことさらに持たず、民族紛争とは何なのか、解決はあるのかと自問しながら、淡々と紛争の火種を抱える現状を記録し、提示している。
1978年東京都生まれ。29歳。
法政大学中退。広告写真家の父の影響で写真の道へ。
2006年より写真家としての活動を始める。
現在、フリーランスで活動中。神奈川県横浜市在住。。
☆第4回名取洋之助写真賞奨励賞
中井菜央「こどものじかん

<作品内容>
目の前にあるものをすべて遊びに変えようとする感性、ストレートな感情表現、些細なことにも傷ついてしまう繊細さ、衝動をそのまま行動に移してしまう直情性。昔も今も、子どもの本質は変わらない。環境や時代の変化に惑わされず、子どもと真正面から向き合うという姿勢で取り続けた作品群。大人から見れば過去にすぎない「子ども時代」を「子どもにとっての現在」として捉え、子どもいう存在の本質を追求する
1978年山口県生まれ。30歳。
日本写真芸術専門学校卒業。
現在、フリーランスで活動中。東京都中野区在住。
(以上社団法人日本写真家協会HPより引用)

詳しくは、社団法人日本写真家協会HPをご覧ください

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19. 9月 2008 by hasestudio
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2008年度 写真新世紀優秀賞 (上半期)


先日、
2008年度写真新世紀の
優秀賞選考会の結果が発表
されました。

11月にもう一度ある選考会とあわせて
年末にグランプリが決定します。

いまは選考委員は6人もいるんですね!
昔は4人(レギュラー3人+ゲスト1人)だったような・・・。

大森 克己や野口 里佳という
この写真新世紀から作家デビューし、
一線で活躍している人が
審査員という立場になっている
というのも、
なかなか感慨深いものがありますね。

どの作家さんについても詳しい情報はありませんが、
紹介されているページがあるものについては
リンクを貼っておきました。参考にしてください。

☆優秀賞 6名
保谷 綾乃 (荒木 経惟 選)
http://ias-server.musabi.ac.jp/info/degree07/member/photo/houya.html
元木 みゆき(飯沢 耕太郎 選)
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_gpx_ph_200503/gg_gpx_ph_200503.html
小山 航平 (南條 史生 選)
岡部 東京 (榎本 了壱 選)
菅井 健也 (大森 克己 選)
秦 雅則   (野口 里佳 選)

☆佳作 28組30名
荒木 経惟 選:青木 孝夫、エグチマサル、阪本 円
     まいまいこ、真央 + 梁 丞佑*
飯沢 耕太郎 選 :上平 孝美、夢 一平、関本 幸治
     西澤 諭志、Marcin Pajdosz + Marcin Morawicki
南條 史生 選: 内田 直希、齋藤 圭芸、田口 真人、
     菱田 雄介、メタ佐藤
榎本 了壱 選: 武田 陽介、竹之内 祐幸、土手 茉莉
     薮崎 好正、真央 + 梁 丞佑*
大森 克己 選: 岡本 直人、前野 友彦*、横田 大輔
     吉田 祥平、渡邊 聖子
野口 里佳 選: 飯山 満、佐藤 航嗣、前野 友彦*
     柳本 奈都子、山内 悠
* ダブル受賞

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10. 8月 2008 by hasestudio
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発表!! コニカミノルタフォトプレミオ・年度賞


先日、
コニカミノルタフォトプレミオの
年度賞が発表
されました。

この賞は、ほかの賞とは違って、
年4回の募集期から年間12~18名を選出し、
月2名ずつ写真展を開催、
そのなかから大賞を選考するという方式をとっています。

要するに、
予選を勝ち抜いた人たちが
実際の個展で競う
わけですね。
なかなか面白いやりかたです。

今年は、
大賞には4×5判サイズの大型カメラで
“実家”という独自の空間を捉えた
小林知恵(こばやし・ともえ)氏の
「血の濃いところ」
が選出され、

特別賞には、
人工物と自然が共存する場を
独特の空間として表現した
倉谷 卓(くらや・たかし)氏の「
淵」
と、
自室で好きな映画作品の
ビデオを観ている人間像を
様々な国で撮影した
朝海陽子(あさかい・ようこ)氏の
「Sight」
が選出されました。

どの作品も、
まったく違った個性を放つ
面白そうな作品
でした。

年度賞受賞写真展は
6月20(金)から30日(月)まで、
東京新宿東口のコニカミノルタプラザで行われます。

開館時間は10:30~19:00(最終日のみ15:00まで)
6月21日(土)16時からは受賞レセプションがおこなわれます。


小林知恵(こばやし・ともえ 1985- 広島県生まれ)
2006年 ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業

倉谷 卓(くらや・たかし 1984- 山形県生まれ )
2002年 山形県立酒田西高等学校卒業
2005年 日本写真芸術専門学校 写真芸術科卒業
2006年 日本写真芸術専門学校 写真研究科中退

朝海陽子(あさかい・ようこ 1974- 東京都生まれ)
1998年 Rhode Island School of Design(米国)写真学部卒業
<個展・受賞>
1998年 個展「The Book of Memory」 Red Eye Gallery(米国)
1999年 個展「The Book of Memory」 ギャラリーMole(東京)
2002年 第8回ヤングポートフォリオ 清里フォトアートミュージアム
2007年 個展「Trigger」 ツァイト・フォト・サロン(東京)

・コニカミノルタフォトプレミオのHP
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2008june/gallery_c_080620.html


11. 5月 2008 by hasestudio
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発表!! 第27回土門拳賞


その年に優れた作品を発表した写真家に贈られる
第27回土門拳賞が毎日新聞社より発表され、
土田ヒロミ氏の受賞
が決まりました。

ブログでも紹介させていただいた、
土田氏の集大成ともいえる
「土田ヒロミのニッポン」展(東京都写真美術館)が
受賞作となりました。

今回の土門拳賞には、
写真家、評論家、学芸員など約90人の推薦委員より、
12人の写真家と作品が推薦されましたが、
満場一致での土田氏の受賞ということでした。

選考委員は江成常夫(写真家・九州産業大学大学院教授)、
内藤正敏(写真家・東北芸術工科大学大学院教授)、
野町和嘉(写真家)、赤瀬川原平(美術家・作家)、
森戸幸生 (毎日新聞社出版局長)で、
毎日新聞のホームページに選評と
土田氏の受賞の言葉が載っています。

土田さんと
特に何の関係があるわけでもないですが、
こうやって実際に見た展覧会が
賞に選ばれるとなんかうれしいですね♪
何はともあれ、
土田さん受賞おめでとうございます(*^-゚)♪

 

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土田ヒロミ (つちだ ひろみ 1939-)
1939年 福井県生まれ
大学を卒業後、サラリーマン時代を経て写真家となる。
主な写真集に「俗神」「砂を数える」「ヒロシマ」など。
<主な受賞>
1971年 第8回太陽賞 「自閉空間」
1984年 日本写真協会年度賞


31. 3月 2008 by hasestudio
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