Tag Archives for 安西水丸

安西水丸さんというひと

村上朝日堂の逆襲
先日イラストレーターの安西水丸さんが
ご逝去されました。

安西さんといえば
村上春樹さんのエッセイの挿絵でも有名な方で、
村上作品にはかかせない存在です。

もう村上朝日堂なんかは
水丸さんの挿絵なしには考えられないほどです。

あれほどチカラの抜けたシンプルな絵というのは
察するに相当な域まで達していないと
たどりつけない境地なのではないでしょうか?

安西水丸さんの絵

もともとは
村上さんが作家になる前に営んでいた
ピーター・キャットという
ジャズ喫茶のお客様という御縁で、
そこから一緒に仕事をしていたらしいです。

その親交はかなり密なもので、
『ねじまき鳥と火曜日の女たち』や
短篇集『パン屋再襲撃』では
水丸さんの本名である”渡辺昇”という人物が
繰り返し登場してきます。

そんな水丸さんのほのぼのとした絵が
もう見られないかと思うと
残念でなりませんが、
今日は水丸さんのことを思いながら、
あさから水丸さんの絵をながめていました。


村上朝日堂 (新潮文庫)
村上朝日堂(新潮文庫)

28. 3月 2014 by hasestudio
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『日出る国の工場』 村上春樹

 

日出る国の工場 (新潮文庫)

日出る国の工場 (新潮文庫)
(1990/03)
村上 春樹安西 水丸商品詳細を見る



おなじみの、
村上春樹と安西水丸コンビがおくるエッセイ集。

日本の工場という空間を、
あくまで村上春樹的な切り口で
検証していく異色作です。

目次を見てみると、
京都科学標本に松戸・玉姫殿、
消しゴム工場のラビットにコム・デ・ギャルソン、
はたまたアデランスと興味深い案件が満載。

近年、エッセイは控えるとのことで、
この手の新作エッセイが読めないのは
残念ではありますが、
村上春樹のエッセイは
何度読んでも楽しめます。

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09. 4月 2010 by hasestudio
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