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写真集 『うめっぷ』 梅佳代
写真の評価基準というのは人それぞれですが、
彼女の凄さはまぎれもなく
写真に対する嗅覚であると思います。
なんでこの人の周りには
こんなことが起こるのか???
と思うくらいいろんなことが起きています。
でもじつは
私たちが気づいていないだけで、
本当はいろんなことが
起こっているのかもしれません。
そして、
そのちょっとだけのことに気づけることで
ひとは、よりハッピーになれるのかもしれません。
梅 佳代(うめ かよ 1981年3月23日 – )
石川県鳳至郡柳田村(現在の鳳珠郡能登町)出身。
高校卒業後、日本写真映像専門学校に入学し大阪に住む。
同校卒業後は、東京を中心に各地で活動を展開している。
2002年に『美術手帖』の写真表現特集で、
注目の写真家として取り上げられる。
<主な受賞>
2000年 「写真新世紀」にて、「男子」と
「女子中学生」で佳作を2回受賞。
2007年 第32回木村伊兵衛写真賞 写真集『うめめ』
<主な著書>
2006年 写真集『うめめ』(リトルモア刊)
写真家の都築響一に見出されデビュー。
2007年 写真集『うめ版 新明解国語辞典×梅佳代』(三省堂刊)
2007年 写真集『男子』(リトルモア刊)
2008年 写真集『じいちゃんさま』(リトルモア刊)
2010年 写真集『ウメップ』(リトルモア刊)
2011年 「八戸レビュウ」に参加。
東京をはじめ、パリ、ロンドン、タイで展覧会を開催。
愛用のカメラはキヤノン EOS 5。
基本的に標準レンズ、プログラムモードのみで撮影する。
写真集『KAZAN』 細倉真弓
立命館大学写真研究会の後輩、
細倉真弓さんの写真集が発売されました。
細倉さんは今ヨーロッパを中心に
注目を浴びている作家の1人です。
オランダの現代写真雑誌『Foam』が
毎年開催する若手新人発掘コンペ&特集号「Talent」
において日本人でただ1人選出され、
イタリア・ローマで開催されたフォトフェスティバル
「FOTOGRAFIA」内展覧会「Mizu no Oto」にて、
日本人作家5人の中に選出されました。
またロンドンでの写真集出版プロジェクトへ
参加が決まっているそうです。
独特の感性のもとに創られる世界観は秀逸で、
今後益々の活躍が期待されています。
写真集『KAZAN』
本体価格:3,800円(税込 3,990円)
64ページ、フルカラー
写真:細倉真弓
編集:後藤繁雄
アートディレクション&デザイン:中島英樹
印刷:株式会社大伸社
発行:G/P gallery
発売:アートビートパブリッシャーズ
*写真集はG/P galleryにて取扱いがあり、
順次全国書店で販売されるそうです。
2012年4月3日現在丸善、ジュンクドウのネットショップ
で販売されています。
細倉真弓(ほそくらまゆみ)
1979年京都生まれ
立命館大学文学部、
及び日本大学芸術学部写真学科卒業
第23回及び第25回ひとつぼ展に入選
主なグループ展に
「SECRET PHANTOM」(2007年/magic room?/東京)
「THE EXPOSED#3.5」(2009年/ARTZONE/京都)
「THE EXPOSED#4」(2009年/CASO/大阪)
「YOKOHAMA PHOTO FESTIVAL」(2010年/横浜)など。
2011年オランダの写真雑誌『Foam』の
新人選抜号「TALENT」に選抜される。
2011年G/P galleryにて個展「KAZAN」開催。
細倉真弓ホームページ
http://hosokuramayumi.com/
G/P gallery Artistページ(細倉さんの作品がご覧いただけます)
http://gptokyo.jp/mayumi-hosokura
写真集「八戸レビュウ」
写真家の浅田政志さん、梅佳代さん、
地元の写真家の津藤秀雄さんが
八戸のみんなをレポートした
「八戸レビュウ88」。
森本千絵さんの
とってもあったかなレイアウトで
とっても素敵な写真集に仕上がっています。
以前に浅田屋の若林さんと
津でこんなことが出来たらいいね!
と話をしたこともあり、
いつか必ず実現したいと思います。
表紙だけではなかなか伝わりませんが、
写真と文章で構成された、
とっても素敵な本です。
浅田屋(イオン津店)にも置いてありますので、
いちど手にとってみてください。
三重から遠く離れた八戸の、
素敵な日常が見えてきます。
iPhoneから投稿
第36回木村伊兵衛写真賞『きずな』下薗詠子
先日、本年度の
第36回木村伊兵衛写真賞が発表されました。
受賞は下薗詠子さん。
下薗さんは活動歴も長く、
写真関係の雑誌などで時々拝見していました。
なかでも
『きずな』にも収録されている
蔦の絡まった赤い壁の前の女性のポートレイトは印象深く、
長い間僕の心のなかに残っていました。
森山大道が「異界」と評し、
飯沢幸太郎が「被写体からまっすぐ放射された気」
と記したように、
写真という2次元の媒体に還元された
撮影者と被写体のエネルギーのやり取りが、
この1冊には克明に刻まれています。
下薗詠子(しもぞのえいこ、1979-)
1979年 鹿児島県いちき串木野市出身
1999年 九州ビジュアルアーツ専門学校 写真学科卒業
2000年 同校研究科卒業
在籍中の19歳より東京で雑誌の仕事を始める。
雑誌、CDジャケット等で
数多くのアーティストやオリンピック選手を撮影するかたわら、
作品制作にも取り組んでいる。
写真を撮られることの楽しさや喜びを体験して頂きたいと思い、
一般の方を撮影する「ナチュラル・フォト」を始める。
【個展】
2002 『現の燈』(大阪ビジュアルアーツギャラリー、大阪)
2007 『WATER』(namu-、東京)
2010 『きずな』(東京ビジュアルアーツギャラリー、東京)
2011 『きずな』(大阪ビジュアルアーツギャラリー、大阪)
2011 『きずな』(アーツギャラリー名古屋、名古屋)
【グループ展】
2000 視る事への回帰展『花』(アクロス福岡、福岡)
2001 コニカフォトプレミオ 新しい写真家登場『現の燈』
(新宿コニカプラザ、東京)
2009 国際展 窓の表面『現の燈』
(京都市国際交流会館、京都)
2010 KOBE ART COLLECTION 2010『絆の肖像』
(神戸ファッション美術館、神戸)