カメラ(かめら)


カメラとは、もとはカメラ・オブスキュラといって”暗い部屋”、”暗い箱”を意味し、暗箱の小さい穴から屋外の景観を室内の壁に投影して鑑賞したり、箱の一端にレンズを付け、その投影像をすりガラス上に反射させそのうえに紙を置いてなぞるという風景トレースのための補助機材として使われていた。
この投影された画像の定着は当初からの夢であったが、1826年8月にはフランスのヨセフ・ニセフォール・ニエプスがアスファルトを原料とした感光板で画像を定着することに成功(ヘリオグラフィ)し、ついで1835年8月には英国のウイリアム・ヘンリー・タルボットがネガ・ポジ法を発明。そして、1839年にはフランスのルイ・ジャック・ダゲールがダゲレオタイプといわれる銀板写真を発明し写真を普及させ、英国人のフレデリック・スコット・アーチャーが湿板法を開発し写真の素地を築いた。
今日におけるカメラは基本的に、遮光されたボディ(暗箱)に、
(1)レンズ、(2)シャッター、(3)ファインダー、(4)焦点調節装置(ヘリコイド)、(5)フィルム装填部
を取り付けた物であり、レンズには通常絞りが組み込まれている。
関連用語:一眼レフ,二眼レフ

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18. 2月 2007 by hasestudio
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