物質の記憶 -菜の花の場合-
菜の花というのは和名で、学術的にはアブラナという。
日本在来種と西洋アブラナがあるが、現在では後者が栽培されるケースが多い。
菜の花は、油の原料として栽培もされ、種子の含油量は40%、比重0.9、搾り取った菜種油は食用油、灯火、潤滑油の原料となる。精製したものは「白絞油(しらしめゆ)」、「水晶油」などとよばれる。
元来は丈夫な植物で、川原や荒れた土地にも繁茂する。実際写真は、線路沿いの土手で、お世辞にも環境がととのっているとは言いがたいが、菜の花はしっかりと群生していた。
Camera:CanonEOS5D EF24-105mmF4L IS USM
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