「佐伯祐三」展 三重県立美術館

 

saeki.jpg



ぼくが学生だった頃、
大阪の天王寺の美術館で始めて佐伯祐三の絵を見て
かなりの衝撃を受けたことを
今でもよく憶えています。

佐伯祐三はパリを中心に活躍した画家であり、
30歳という若さでこの世を去ります。

作家として活動した時間はわずか6年あまりですが、
その濃縮された時間の密度は
作品のなかからも伝わってきます。

早筆であるとことでも有名で、
驚異的なスピードで
作品をしあげていった
といいます。

その荒々しい独特の筆致は佐伯のスタイルともなり、
感覚的に塗り重ねられていった
立体作品とも思える肉の乗った絵画は、
まさに圧倒的
です。

今回は佐伯の没後80年を記念して行われる展覧会で、
茨城、東京と巡回して、現在は最後の巡回地、
三重県の県立美術館を巡回しています。

10年ぶりくらいに見た佐伯祐三の作品は、
どれも色褪せず、
いきいきとそのエネルギーを放っていました。

————————————————————————————–
☆おススメ写真集 ☆写真集(洋書) ☆もっと写真がうまくなる本 ☆デザインのススメ

 

04. 8月 2008 by hasestudio
Categories: 写真・美術・アート | Tags: ,