レオナルド・ダ・ヴィンチ-全絵画作品・素描集
レオナルド・ダ・ヴィンチ―全絵画作品・素描集 (2004/08) フランク・ツォルナーReiko Watanabe |
A3判はあろうかという巨大な仕様に、総ページ695という厚み。
レオナルド・ダ・ヴィンチの代表的なものを含んだすべての作品はもちろん、習作から素描などダヴィンチの絵画に関する様々な資料が集められたこの本は、表層的に知っている絵のありようをより立体的に掘り下げた良書です。
この本とは関係がありませんが、ダ・ヴィンチはメモ魔として知られ、手記だけでも5000枚以上(時の流れで紛失したものもあるので総数は計り知れない)あります。素描の類も膨大にありますが、完成させた絵は10数点程度。 なんで??と思いますよね。
師(ダ・ヴィンチのこと)は一時に数限りない仕事に手を染める。一つの仕事を仕上げないで、またほかの仕事を始めるのである。とはいえ、彼の仕事はどれもすべて遊戯に似ているし、また彼の遊戯はことごとく仕事に似ている。師は多方面で、そして持久力がない。例のチェーザレは、もしレオナルドが何か一つの計画に精力を集中して、それを完成するようなことがあったら、それこそ川が逆さに流れるだろう、といっている。彼は師を呼んで、最も偉大なだらしのない人間だと称し、量り知れぬ師の労作ぜんたいから、何ひとつ纏まった物はできまい、と断言している。
メレシコーフスキイ 『レオナルド・ダ・ヴィンチ -神々の復活-』
天才は移り気なものなんですねw
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