早朝、踏み切りで電車を待つことについて
警報がなり、赤いランプがともり、遮断機が下りる。
電車が通り過ぎるのを待つ人々はじっと前を見詰める。
しかしそれは”なにか”を見ているわけではない。踏み切りにおける一連の通過儀礼を経て、まさに人は外界と自分とを遮断する。ゆっくりと、しかもいつの間にか意識は侵食され、警報が遠のいていく。
―― 瞬間、轟音とともに電車は通り過ぎ、無意識の空白を吹き飛ばし過ぎ去っていく。
何事もなかったように、遮断機は事務的にバーをもとの位置に戻す。
彼は、自転車のペダルに足をかける。
そして朝がまた動き出した。
Camera:CanonEOS5D MarkⅡ EF24-105mmF4 USM
Developping:Adobe PhotoShop Lightroom ver2.6
Finishing:AdobePhotoshopCS3 ver10,00
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