ノーベル賞とiPS細胞とアップルのこと
先日京都大学の山中教授が
ノーベル賞を受賞されました。
日本人の医学生理学賞の受賞は
利根川進さん以来25年ぶり2回目のこと。
受賞対象のiPS細胞というのは、
体のどんな遺伝子からも
人間のあらゆる細胞を作り出せるというスグレモノ。
かんたんに言えば
ヒトの毛根の遺伝子からでも
心臓みたいな臓器を作り出せるってことです。
それにしてもこの細胞、
あたまのアルファベットが小文字なの気づきました?
ぼくもなんでだろうと思って調べてみたのですが、
これは山中教授の意向で、
『世界中で人気の携帯音楽プレーヤーのiPodみたいに、
iPS細胞が世界中に広まって人々の役に立つよう』
という思いが込められているそうです。
むずかしい医学の分野ですが、
堅苦しく考えることなく
ときにはこういう遊びゴコロを忘れないからこそ
到達できる偉業なんでしょうね。
Think different
すでにあるものを結びつけて
新しい価値を生みだす天才だった
アップルの故スティーブ・ジョブス。
彼のマインドはすべてのことに通じているようです。