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適正露出とは何か? -ほんとうの適正露出とは?-
今回は、ほんとうの適正露出とは?
この”適正露出とはなにか?”の
第1回目で書いたように、
フィルムは人間の視覚よりも劣るので、
カメラとしては黒くつぶれず、
白く飛ばないちょうど良いところで
露出をとらないといけません。
しかしこれはあくまで
カメラにとっての適正露出なのです。
当たり前のことですが、
機械はどんな状況で写真を撮っているかを
理解しているわけではありません。
あくまで、
入ってきた光の平均を取ることによってなるべく、
つぶれないように飛ばないように
安全な露出をとるわけです。
これまでは、状況が違っても
18%のグレーにもってこれるような
露出補正の説明をしてきました。
まずこれが第1段階です。
そしてこれが出来るようになったら、
次は露出に
自分の意図を反映させていくことが
大切になってきます。
極端なことをいえば、
ほとんど黒くつぶれていても、白く飛んでいても
自分の意図に合っていればOKなんです。
かならずしも、
ただしい露出というものは存在しません。
カメラの適正露出というのは
あくまで標準的な露出ということなのです。
この標準的な露出から明るくする、
暗くするというのは個々のセンスになります。
ですから、
常にいろいろなものごとに
自分なりのイメージを持っておくことは大切なことです。
そのイメージは、
かならず自分の写真に反映されてくるはずです。
最後は”好きに撮って!”みたいな感じで、
投げっぱなしの感がありますが(笑)、
答えがなくすべて自分で決められるからこそ、
写真は難しいし、面白いのだとぼくは思います。
みなさんも自分の目線で
フォトライフを満喫してくださいね♪
二眼レフのようなコンデジ! リコー Caplio GX100
(2007/04/20)リコー
人気のGRシリーズを擁するリコーが
今日市場に送り出すコンパクトデジタルカメラ
Caplio GX100。
このカメラ、
nee!さんのブログで見て気になっていたんですけれども、
詳細をみるとこれがなかなかすごいんです!
24mm-72mmという面白い
(コンパクトカメラのズームで24mm-というのはあまりない)
3倍ズームを搭載し、
しかも広角時で1cm、
望遠時で4cmのマクロ撮影が出来るというスグレモノ!
24mmの1cmマクロなんてかなり遊べそうですよね!!
そして
有効1,001万画素でRAWでも撮影できる
のもさることながら、
このカメラのいちばんの特徴はほかのところにありました。
それは!
このカメラ実はローライフレックスなどのような
二眼レフさながらの撮影が出来るのです。
皆さんもこのカメラを見て、
あの不思議なファインダーのカタチ、
気になりましたよね?
そう、あのファインダー、
だてではありませんでした。
通常は普通のカメラと同じ位置にありますが、
ワンタッチでカメラに対して垂直にすることが出来るのです。
そして、それだけでは終わりません。
画面のアスペクト比(画面の縦横の比率)で1:1(*1)、
つまり二眼レフの専売特許ともいえる
スクエアフォーマットが選べるのです!!
この念の入れようすばらしいです。
かつて、かの有名なカメラマンは
”二眼レフのいいところは、
被写体に対して頭を下げながら
謙虚な姿勢で撮影できることだ”
とおっしゃっていらっしゃいましたが、
頭を下げることで、
いままで見ていたものと
まったく違った世界が見えてくることに驚かされます。
多くの人が二眼レフにはまっていらっしゃいますが、
そのいちばん大きな理由は、
スクエアフォーマットと
ウエストレヴェルファインダーによってつくりだされる
通常とはまったく違う視覚体験
からくるのだと思います。
これに携帯性がプラスされるのですから、
今年もしかするとこのカメラ
かなり流行るかも?!しれませんよ~。
(*1)アスペクト比はほかにも4:3(テレビと同じ)と
3:2(35mmカメラと同じ)が選択することが出来るようです。
きっかけは・・・。
写真をはじめた理由というのは
ひとそれぞれいろいろあるのだと思いますけれど、
ぼくの場合わりと特殊なのかもしれません。
ぼくは小学校4年から高校まで
ずーっと野球をやっていました。
毎日くたくたになるまで練習して、
毎食どんぶり2杯ぶん(危険ですよね・・・)
のご飯を食べて生活していました。
いまからして思えば、
このころのぼくには、
カメラマンになっているなんてことは
まず想像すらしていなかったでしょうし、
このころは毎日を生きるのに精一杯で、
先のことなんてまったく考えてすらいませんでした。
こんなぼくが写真を始めるきっかけは、
本当に”奇跡”と思えないこともないほどの
友人の気まぐれからでした。
それはなんの前触れもなくやってきました。
その友人は前置きもなく
手にした一眼レフを差し出し
「これあげるよ」といきなりぼくにくれたのです。
それはPENTAX Z-5という1眼レフで、
当時でもレンズ付で
15万円前後したのではないかと思います。
まあ、以前から気前のいい友達ではあったのですが、
さすがにこんな高価なものを
”ありがとう”とすんなりもらってしまうわけにもいかず、
返そうとしましたが、
”まったく使わない人間が持っていても
カメラがかわいそうだから”
といって
結局ぼくがもらいうけることになってしましました。
かくしてぼくのカメラとの付き合いは、
このいきなりすぎる友人の
気まぐれから始まったのでした。
人生何が起こるかわかりません。。。