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『無頼の画家 曾我蕭白』狩野 博幸 横尾 忠則

 

無頼の画家 曾我蕭白 (とんぼの本)

無頼の画家 曾我蕭白 (とんぼの本)(2009/01)
狩野 博幸、横尾 忠則 他
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大胆な構図、
荒々しい筆致で岩木を描いたかと思えば、
繊細緻密な描写能力で人物や生き物を生み出す。

ときにはユーモラスさを交え、
曾我蕭白の筆は見る人の心を捉えます。

当時から異端と評された蕭白の水墨画は
今の時代になってなお、
強い刺激的もって私達の心に届いています。

本書は京都国立博物館で大人気を博した
曾我蕭白展を企画した
近世日本絵画研究者の
狩野博幸同志社大学文化情報学部教授と、

蕭白の「雪山童子図」からヒントを得て
「ニューオーリンズからの使者」を描いた
横尾忠則氏の解説であり、
読む人の知的好奇心を刺激し、
かつ満たす良書であると思います。


曾我蕭白(そがしょうはく、1730-1781)
1730年 京都に生まれる。
丹波屋と号する京都の商家の子として生まれる
伊勢地方に多く絵を残したことから
伊勢の出身と言われていたこともある
1743年 父・吉右衛門が亡くなる。
1746年 母ヨツが亡くなり、蕭白は保護者を失い、
伊勢は久居の米屋で奉公をしていたという伝承が残る。
1777年 息子が夭折。
1781年 蕭白が亡くなる。
<主な作品>
「旧永島家襖絵」 重要文化財 三重県立美術館所蔵
「寒山拾得図」 重要文化財 興聖寺所蔵
「唐獅子図」 重要文化財、朝田寺所蔵
「群仙図」 重要文化財、文化庁所蔵
「楼閣山水図屏風」 重要文化財、近江神宮所蔵
「美人図」 奈良県立美術館所蔵
「雪山童子図」 継松寺所蔵
「林和靖図屏風」 三重県立美術館所蔵
「商山四皓図屏風」 ボストン美術館所蔵

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07. 9月 2012 by hasestudio
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『堀文子展 華々しい収穫のとき』 三重県立美術館

 

堀文子展 華々しい収穫のとき 三重県立美術館 三重県立美術館



幼いころから自然に関心をもち、
自分の身近な世界から描き始め、
それにとどまらず創造美術、新制作協会、
創画会と革新的なグループで活躍。

西洋絵画や、シュルレアリズムなどを
意欲的に日本画に持ち込み、
良いものを子供たちに触れさせたいと
装丁や絵本製作にもかかわる。

近年は顕微鏡下で繰り広げられる
極微の世界にも目を向け、
その創作への情熱は、
90代を迎えた今日でもいまだ尽きることはない。


堀 文子(ほり ふみこ、1918年7月2日 – )
東京都麹町区平河町(現・千代田区)生まれ

1938年第2回新美術人協会展入選
1940年 女子美術専門学校(現・女子美術大学)
師範科日本画部卒業
1940年 新美術人協会会員になる
画家としての活動のほか、『キンダーブック』(フレーベル館)、
『ふたば』などで挿画、装幀を描く。
1961年から1963年にかけ世界放浪の旅へ出る
旅の中でアンフォルメル、シュルレアリスムの影響を離れ、
日本画の持つ色彩や顔料の美しさに回帰する
1967年 神奈川県大磯に転居
1974年 創画会の結成に参画
1974年 多摩美術大学日本画科教授として
日本画の指導にあたる。
1981年 軽井沢にアトリエを構える
1987年 イタリアアレッツォにアトリエを構える
1992年 アレッツオ市で堀文子個展を開催
1995年 アマゾン川、マヤ遺跡・インカ遺跡へスケッチ旅行
1999年 創画会を退会。
2000年 82歳のときに幻の高山植物ブルーポピーを求め、
ヒマラヤ山脈の高地を走破
※「アーティストたちの挑戦
ヒマラヤ 高き峰をもとめて 日本画家 堀文子」
2001年 病に倒れて以降、長期間の取材旅行に
出かけられなくなったことから微生物に着目し、
海中に生きる命をモチーフとする作品を発表。

これらの作品は画文集や個展で発表されている。
自然の中に存在する命をモチーフとする作品が多く
「花の画家」と呼ばれることもある。
日本画のほか、装幀、随筆でも
多くの作品を発表している。

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03. 5月 2011 by hasestudio
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『melting screen』 鈴木孝平 ―アート亀山2010―

 



11月3日のキャンドルナイトでは、
詩の独白や映画や映像の上映もありました。
動画は、鈴木孝平氏の作品です。

溶けていくスクリーンという発想も面白いですが、
時が経つごとに変化していく映像の様子は予測がつかず、
非常におもしろかったです。

後でプロフィールを見ると
鈴木氏は立命館大学の映像学部の学生さんとのこと。
つまり、ぼくの大学の後輩にあたるわけですね。

そんなことなら
もっとしっかり話をしておけばよかったとちょっと後悔。

ほかの映像作品もお見せできないのが残念なくらい
とってもクオリティが高かったです。

”アート亀山”来年ぜひとも続けてほしい企画です。
また一つ楽しみが増えました。

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06. 11月 2010 by hasestudio
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注目!! ”アート亀山”

 

art2010.jpg



つい最近知ったのですが、
亀山市で商店街を会場としたアートプロジェクトが
行われるようです。

仕掛け人は最近何かと目を離せない
三重県立美術館館長、井上隆邦氏。
これは、なにかが起こりそう。

期待を寄せつつ火曜の空き時間と、
イベントのある水曜日夜に行ってみようと思います。


+イベント情報+
*10月30日(土)*17:00~ オープニングパーティー
*10月31日(日)*10:00~ ワークショップ(
*11月3日(水)

昼の部 // 商店街各所 10:00~
*大人と子どもの落書き大会
*ドレスに絵を描こう
*美味しいもの市(亀山名物みそ焼きうどん等)
*アフリカンダンス
*13:00~/15:00~
三味線パフォーマンス(純あつし)
&ボディーペインティング

夜の部 // 法因寺にて
*キャンドルナイト
*19:00~ 詩の独白(ゲスト・村田仁)
*19:30~ melting screen
– 融ける映画 -(鈴木孝平)
*20:00~ 映画上映会(横山善太)
映像上映会(木原圭)
*11月3日(水)6日(土)7日(日)
あなたの似顔絵描きます(倉岡雅)
*11月6日(土)*10:00~16:00
公開デッサン会(倉岡雅)
*土・日・祝 *木であそぼう(つみき広場)

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30. 10月 2010 by hasestudio
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