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Design rule index―デザイン、新・100の法則
Design rule index―デザイン、新・100の法則
(2004/06/27)
William LidwellKritina Holden
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広義の『デザイン』に関する
用語やルールを簡潔にまとめて説明した辞書的な本です。
アフォーダンス、フィッツの法則などの用語の意味や、
デザインテクニックの有効な使い方、
注意点などが書かれていてとても参考になります。
デザインを志す方なら、
ぜひ一度読んでおくべき一冊だと思います。
2010年度グッドデザイン賞 発表
2010年度のグッドデザイン賞が発表になりました。
今回は3136件の応募に対し、
1110の製品に賞が贈られました。
このなかで各賞受賞の対象となるのは
「グッドデザイン賞ベスト15」に選ばれた製品。
11月10日に行われる
2010年度グッドデザイン賞表彰式/大賞選出で、
これら15件の中から本年度の
グッドデザイン大賞1 件が選出されます。
今年は、本来”モノ”が対象である賞ですが、
”近年のエンターテインメントプロジェクトデザイン
としては群を抜いた先見性と完成度”
との評価から、AKB48が選ばれ話題になっています。
”耐久性、安全性、操作性、
高気密性等々を極限まで追求しており、
削ぎ落とされた機能的であり
即物的な姿はとても美しい。”
と高く評価されている宇宙実験施設「きぼう」
日本実験棟もみどころです。
グッドデザイン賞ベスト15、詳細は以下
<身体領域>
・10A04009
電子ドラム DTX950K
ヤマハ株式会社
<生活領域>
・10B04050
エアマルチプライアー、AMO1 エアマルチプライアー、
AMO2 エアマルチプライアー、
AMO3 エアマルチプライアー
ダイソン株式会社
・10B07018
電気自動車「日産リーフ」の普及と
ゼロ・エミッション社会の推進のための包括的な取り組み
日産自動車株式会社
・10B07020
ハイブリッド乗用車CR-Z
本田技研工業株式会社
<仕事領域>
・10C01023
蒸気ボイラシステム
BP-201、SQ-3000/2500/2000AS等の
小型貫流蒸気ボイラを組み合わせた蒸気供給システム
三浦工業株式会社
・10C05019
ヒビヤカダン 日比谷公園店 日比谷公園 売店第一号
株式会社日比谷花壇
・10C05026
カプセルホテル9h(ナインアワーズ)
株式会社キュービック
<社会領域>・10D01001
歯科用超音波洗浄器 Vibringe
Vibringe BV
・10D01019
汎用超音波画像診断装置 FAZONE CB
富士フイルム株式会社
・10D06001
宇宙実験施設 「きぼう」日本実験棟
独立行政法人宇宙航空研究開発機構
<ネットワーク領域>
・10E03028
レンズ交換式 デジタルカメラ / レンズ交換式
デジタルHDビデオカメラレコーダー
Eマウントレンズ商品群 “α” NEX-5 / NEX-3、
“ハンディカム” NEX-VG10
ソニー株式会社
・10E07010
ハイビジョン液晶テレビ ブラビア NX800シリーズ
ソニー株式会社
・10E10001
教育用ノートパソコン Latitude 2100
Dell Inc., Experience Design Group
・10E10018
モノクロ複合機 コニカミノルタ bizhub 423/363/283/223
コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社
・10E16015
エンターテインメントプロジェクトデザイン AKB48
株式会社AKS
BRUTUS 『ブルータスのスタジオジブリ特集』
BRUTUS (ブルータス) 2010年 8/1号 [雑誌]
(2010/07/15)商品詳細を見る
ジブリといえば、この夏
『借りぐらしのアリエッティ』
の公開が待たれるところですが、
それに先立った、BRUTUSのジブリ特集です。
今までの公開作品の解説に加え、
あまり知ることの出来ない
スタジオジブリの内部もつぶさに紹介されています。
ジブリは社内恋愛OKで、
今回初監督の米林宏昌監督社内結婚組のおひとり。
鈴木プロデューサーから監督に抜擢された理由が、
「屋上でランチデートしてる姿が
堂々として気持ちよかったから」
などという裏話まで載っていたりしますw
BRUTUS『民芸とみやげもん』 2010/ 7/15号
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民藝といえば、
思想家、柳宗悦先生が提案した考え方で、
美の見地ではまったく見向きもされなかった
民衆の作る雑器、雑貨に目を向け、
そこにこそ本当の美があるという思想です。
民藝運動家の一人に
陶芸家の人間国宝、濱田庄司さんがいます。
濱田さんは栃木県の益子という町に釜を構えられ、
益子焼というものを世に広めました。
じつのところ
僕の生まれ育ったのはこの益子の隣町の
茂木というところで
益子焼の窯元も車で10分くらいのところにありました。
当然家で使う湯のみやカップなども益子焼なわけですが、
そうした大きな流れを知る由もなく
結構ぞんざいにあつかったりしていました。
ここ最近、
益子もかなりフィーチャーされるようになり
街も見違えるようにおしゃれになりました。
注目されるのはうれしいことですが、
民藝本来の趣旨から
離れていっているような気がしてなりません。
意外に
何にも知らずに生活に溶け込んでいるくらいのほうが
生活感の滲んだ本当の美が生まれてくるのではないかと
僕なんかは思います。