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大友克洋氏の息子、イラストレーター大友昇平氏のボールペン画が凄い!!
ネットで知ったところによると
あの「AKIRA」で有名な
大友克洋先生のご子息が描くボールペン画が
凄まじいとのこと。
そして、見てみて唖然・・・。
彼の名はSHOHEIこと大友昇平。
基本的にボールペン、
ラバーペンだけで作画をされています。
私もその書きやすさから
氏の用いるゼブララバー80を
筆記用に使っていたことがありますが、
とてもこんな微妙な濃淡を生み出せるツールとは思えません。
というか、
どういう過程を経ればこの領域までたどり着けるのか
ただただ驚くばかりです。
AKIRA 〈Blu-ray〉
(2011/06/22)
岩田光央、佐々木望 他商品詳細を見る
『無頼の画家 曾我蕭白』狩野 博幸 横尾 忠則
大胆な構図、
荒々しい筆致で岩木を描いたかと思えば、
繊細緻密な描写能力で人物や生き物を生み出す。
ときにはユーモラスさを交え、
曾我蕭白の筆は見る人の心を捉えます。
当時から異端と評された蕭白の水墨画は
今の時代になってなお、
強い刺激的もって私達の心に届いています。
本書は京都国立博物館で大人気を博した
曾我蕭白展を企画した
近世日本絵画研究者の
狩野博幸同志社大学文化情報学部教授と、
蕭白の「雪山童子図」からヒントを得て
「ニューオーリンズからの使者」を描いた
横尾忠則氏の解説であり、
読む人の知的好奇心を刺激し、
かつ満たす良書であると思います。
曾我蕭白(そがしょうはく、1730-1781)
1730年 京都に生まれる。
丹波屋と号する京都の商家の子として生まれる
伊勢地方に多く絵を残したことから
伊勢の出身と言われていたこともある
1743年 父・吉右衛門が亡くなる。
1746年 母ヨツが亡くなり、蕭白は保護者を失い、
伊勢は久居の米屋で奉公をしていたという伝承が残る。
1777年 息子が夭折。
1781年 蕭白が亡くなる。
<主な作品>
「旧永島家襖絵」 重要文化財 三重県立美術館所蔵
「寒山拾得図」 重要文化財 興聖寺所蔵
「唐獅子図」 重要文化財、朝田寺所蔵
「群仙図」 重要文化財、文化庁所蔵
「楼閣山水図屏風」 重要文化財、近江神宮所蔵
「美人図」 奈良県立美術館所蔵
「雪山童子図」 継松寺所蔵
「林和靖図屏風」 三重県立美術館所蔵
「商山四皓図屏風」 ボストン美術館所蔵
「子どもアートinみえ」三重県立美術館
基本休日でしたが、
ちょこちょこと仕事があって出たり入ったりの1日。
こんなちょっとしたあき時間には美術館が最適、
ということで三重県立美術館に行ってきました。
企画展は
「ネコの目、トリの目、わたしの目 写真で見つけた私のまち」
これは三重県の小、中学校の子供たちが
写真家中里和人さんのワークショップを通して
身近な風景を撮影していくというものです。
大半は写真を撮ったことのない小中学生。
それだけに面白い。
ある程度カメラを触っていると、
良くも悪くも自分の中でルールが出来てしまします。
ですので、何の制約も出来ていないヒトがカメラを触ると、
自己規制がないので、
コチラが思ってもみないことをしだすわけです。
そういった意味で、
個人的には
会場で上映されていたワークショップの様子が
とても良かったです。
プロセスの重要性に気づく
目からウロコの展覧会でした。
【子どもアートinみえ】
第1部
「ネコの目、トリの目、わたしの目-写真で見つけた私のまち」
企画/構成:中里和人(写真家)
第2部
「 私が見つけた絵ー15歳の視点- 」
協力校:セントヨゼフ女子学園中学校
同時開催 中里和人写真展「ULTRA-臨界夜景-」
柳原義達記念館・展示室B
2009年12月23日(水)-2010年2月14日(日)
主催=三重県立美術館
協力=オリンパスイメージング株式会社
富士ゼロックス三重株式会社
助成=(財)岡田文化財団
(財)三重県立美術館協力会
『元永定正展』 三重県立美術館
元永さんといえば、一貫して抽象画なのですが、
垂らした絵の具をカンバスを傾けて広げていく描き方は
偶然と必然が織り交じった不思議な魅力に満ちています。
1966年にアメリカにわたると
アクリル絵の具やエアブラシに出会い、
”シンプルかつ繊細”な、まったく違った世界観に到達します。
氏は絵本作家としても有名で、
ころ ころ ころ (福音館の幼児絵本) (1984/11/22) 元永 定正商品詳細を見る |
この本などはひたすら玉が転がっていくだけなのですが、
そこに垣間見えるユーモアには
元永さんの絵に対する基本的なスタンスが集約されています。
ぜひこの世界に触れてみてください。
三重県立美術館にて5月31日まで開催しています。