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「BRUTUS 記念写真 記憶に刻む写真術」
今月のBRUTUSは記念写真特集。
対談形式で
それぞれのスタンスを語っていてみどころ満載です。
「家族」 ホンマタカシ×是枝裕和
「愛する人」 田辺あゆみ×藤代冥砂
「おじいちゃん」 梅佳代×若木信吾
「観光」 みうらじゅん×安齋肇
「旅」 大森克己×川内倫子
「宇宙」 瀧本幹也×佐治晴夫
「食」 佐内正史×伊賀大介
このラインナップを見ただけで即買いですね。
それにしても表紙の本木家、
長男15歳、長女13歳とのことですが
全然見えないくらい大人びてます。
それもそのはず、
長男はスイスに、長女はイギリスに単身留学中。
精神的な側面は、外見にも反映されるようです。
その時々の歴史、それが記念写真の面白いところです。
BRUTUS (ブルータス) 2011年 6/15号 最高の朝食を
ぼくは間違いなく和食派なのだが、
ヒトが活動を始める最も重要な食事が朝食。
こだわりというのは世間において
普遍的に偏在するものだが、
それは食事に関して殊に顕著だ。
日々のルーティンになりかけた朝食に
こんなさまざまな朝の迎え方があるのかと
目からうろこのブレックファースト完全ガイド。
BRUTUS『民芸とみやげもん』 2010/ 7/15号
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民藝といえば、
思想家、柳宗悦先生が提案した考え方で、
美の見地ではまったく見向きもされなかった
民衆の作る雑器、雑貨に目を向け、
そこにこそ本当の美があるという思想です。
民藝運動家の一人に
陶芸家の人間国宝、濱田庄司さんがいます。
濱田さんは栃木県の益子という町に釜を構えられ、
益子焼というものを世に広めました。
じつのところ
僕の生まれ育ったのはこの益子の隣町の
茂木というところで
益子焼の窯元も車で10分くらいのところにありました。
当然家で使う湯のみやカップなども益子焼なわけですが、
そうした大きな流れを知る由もなく
結構ぞんざいにあつかったりしていました。
ここ最近、
益子もかなりフィーチャーされるようになり
街も見違えるようにおしゃれになりました。
注目されるのはうれしいことですが、
民藝本来の趣旨から
離れていっているような気がしてなりません。
意外に
何にも知らずに生活に溶け込んでいるくらいのほうが
生活感の滲んだ本当の美が生まれてくるのではないかと
僕なんかは思います。
BRUTUS 居住空間学2010
居住空間というのは
個々のライフスタイルと直結しているので、
その人の考え方や発想、
個性が最大限反映されています。
以前、都築響一さんが、
東京に住むヒトの部屋を撮りためた
『TOKYO STYLE』が話題となりましたが、
そのオモシロさは、
部屋そのものよりも(もちろんそれを含んだ上で)、
そこに住むヒトの人となりを
想像することにありました。
見ず知らずの他人の部屋を見ることは、
初対面の人と話をするようなもので、
話す本人にとっては当たり前のことでも、
見る(聴く)ほうにとっては、
まったく斬新な発見があったりするものです。
”どんな部屋にも哲学はある”
近年、ことにそう思います。