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PHOTO GRAPHICA ( フォト・グラフィカ ) 2010年 04月号 特集 森村泰昌

 

PHOTO GRAPHICA ( フォト・グラフィカ ) 2010年 04月号 [雑誌]

PHOTO GRAPHICA ( フォト・グラフィカ ) 2010年 04月号 [雑誌]
(2010/02/20)
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学生時代写真サークルに所属していた。
学園祭でなにかをしようということになって
当時写真を使ったアートで
世界に向けて活動を始めていた
森村さんに講演を依頼することにした。

もちろんそんなヒトに面識があるわけもなく、
どんな方法かは忘れてしまったが、
何とか自宅の電話番号を調べて
失礼も省みずいきなり電話をした。

そんな不躾な学生相手に、
森村さんは真摯に耳を傾け、
今考えれば、ビックリするくらい安い値段で
講演を引き受けてくださった。

打ち合わせで何度かお話を伺い、
その世界観の広さや、
自己プロデュース力の高さなどまだまだ青臭かった、
いち大学生にはその存在自体が沁みるほど眩しかった。

そのとき教えていただいたことは、
今でもよく憶えているし、
ぼくがいまカメラマンとして
仕事をしているなかでも生かされている。

それはいまでも夢のようで、
ぼくの学生時代のすばらしい思い出のひとつだ。

それから結構な時間がたったが、
今度東京都写真美術館で、
個展が開催されるらしい。
お変わりないようで本当に安心した。

時間が許せば、ぜひ伺いたいと思う。
森村ワールドは、いまだ健在だ。

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☆写真がうまくなる本 ☆写真集(洋書) ☆売れ筋写真集
☆デザインのススメ



10. 3月 2010 by hasestudio
Categories: 美術・アート・デザイン | Tags: , | Leave a comment

『液晶絵画』展 三重県立美術館

 

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三重県立美術館が変わろうとしています。

今まで、
超ゲキ渋な展示内容が目白押しで
素人なぼくには
とてもあしを向けられないことが多かったのですが、

今後のスケジュールを見ると今回の液晶絵画にはじまり、
次回は円山応挙、伊藤若冲など
超メジャーどころによる金刀比羅宮の障壁画
(ふすま絵です)、

更に次回は
パリに生きた伝説的な画家、佐伯祐三展が開催
されます。

いったいどうしてしまったんだろうと思っていたら、
2006年に館長さんが変わったんですね。

新館長の井上 隆邦さんは
日本発の南アジア映画祭やベネチアビエンナーレなど
長年芸術交流に携わっていらした方なのだそうです。

少なくともあと2回は連続で
県立美術館にあしを運ぶことが確定しています。

いままでこんなことはなかったですね。
今後とも新生三重県立美術館に期待です☆

さて今回の”液晶絵画”展ですが、
地元亀山の液晶テレビを使用した展示で、
エントランス近くにはちゃっかり
アクオスのパンフレットが置いてありました
(そのへんはしっかりしてますねw)

話題はそれだけでなく、内容も非常に興味深いもので、
現代美術界で有名な森村泰昌ややなぎみわ、
千住博(ひろしは十に専)、
木村伊兵衛賞を受賞した鷹野隆大。

更に海外からはブライアン・イーノ、
ジュリアンオピーなどそうそうたる顔ぶれ。

内容も実験的なものが多く、
見るものに多くのことを考えさせます。

個人的には、
液晶パネルを屏風にしたて癒しの空間を形成した
千住博の『水の森』や

ウサギや果物が腐敗していく過程を追った
サム・テイラー=ウッドの『スティル・ライフ』、

フェルメールの絵画の世界を
照明を含めた空間を再現し、
絵画の身体的トレースを行った
森村泰昌の『フェルメール研究』などが
特に印象的でした。

そのほかにもすばらしい作品がいっぱいの展示です。
ぜひ機会があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか☆

追記:それにしても地元の利があるにせよ、
開催地が東京、大阪、三重というのはすごいですね。


14. 3月 2008 by hasestudio
Categories: 写真・美術・アート | Tags: , , , , , | 6 comments