Monthly Archives for 3月 2007
路地
2,3年前、僕は新宿に自転車で10分くらいのところに住んでいて、よくカメラを持って新宿の街をブラブラしていました。
新宿というのは不思議な街で、すごく汚い(匂いすらする)街の中に、きれいな身なりをした人たちが大勢行き来をしているというものすごくギャップの激しい街です。
その矛盾した街の姿が新宿のひとつの魅力ではあるのですが、街を歩く人たちはいったいどこからやってきてどこに行くのだろうかとついつい考えてしまいます。
それはそうと、真夜中の誰もいない新宿の街を歩くのってなかなか気持ちのいいものですよ。
使用機材 CONTAX167MT
フィルム Tri-X pan 自作現像液にて自家処理
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『東京の仕事場』 木内昇
唯脳論的に言えば人工的に存在する”もの”は脳の中の具象化ということで、そのひとつの典型として部屋というものがあります。
自分で考え、選び、工夫を重ね(あるいは怠惰の集積として)到達した現在進行形の空間。
その例に漏れず、仕事場というのは端的に、使うヒトのひとつの具象としての到達点なのではないかと思います。
この本で紹介されているのは、各界の著名人。
写真界では佐内正史や川内倫子、ほかにも宮藤官九郎、みうらじゅん、MAYA MAXなど、魅力的な仕事場が数多く紹介されています。
なかの写真は数人のカメラマンによって撮影されていますが、なにげにそのひとりは川内倫子だったり、佐内正史がじぶんの部屋をセルフポートレートを交え撮影していたりします。
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脈
いままさに枯れていこうとしている葉を見つけました。
しかし、その脈は植物の持つ力強い生命力を湛え、空からの恵みを一心に受け止めていました。
使用機材 Canon EOS5D
PhotoshopにてRAW現像処理
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『写真から/写真へ』 森山大道
写真から/写真へ (写真叢書) (1995/09) 森山 大道 |
写真界に大きな足跡を残し続けている森山大道。
これは氏のエッセイをまとめたエッセイ集です。
日常のことから写真、芸術にいたるまで、森山大道がかくして森山大道であることの事実をその本人の生の声で知ることができます。
その才能はとどまるところを知らず、文章という形態に於いてさえ、その非凡さが伺えます。
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