Monthly Archives for 5月 2010
構造から見た百貨店におけるエレベーター推論
デパートというところにはあまり行かないのですが、
いくと必ずエスカレーターを利用します。
エスカレーターというのは
考えれば考えるほど良く出来たもので、
乗っている人は他にすることもないので、
”きょろ、きょろ”と周りを見渡すことになります。
と、いうことはつまり
エスカレーターというのはお店側にとっては
絶好のプレゼンテーションの場ということになります。
そのため、エスカレーター周辺には
売り出し中のものや見せたいものが
集中することになります。
移動速度は毎分30mで、
安全性ということもありますが、
視界に入ってくる展示物をじっくり見るには
至的な速度ではないかと思います。
各階の配置も良く考えられていて、
デパートを利用する(利用を提案する)のは
ほとんどが女性なので、婦人服、化粧品などは
利便性の高い1~3階の良く目立つフロアに配置されます。
催事場などは、
購買と別目的での来場が予想されるので最上階付近、
来場頻度の低い男性向けの紳士服売り場は
だいたい全フロアの中間の
アクセスの悪い場所に配置されるような気がします。
そして、エスカレーターが上がった正面に
そこのメインが配置されています。
このように、エレベーター周辺というのは、
購買欲を最大限高めるために、
きわめて論理的に作られているのだと思います。
そして、そんなことを考えながら、
ぼくは、なにも買わずにデパートをあとにしました。
・・・
*´∀`)てへっ☆
Camera:CanonEOS5D Mark2 EF24-105mmF4 USM
Developping:Adobe PhotoShop Lightroom ver2.6
Finishing:AdobePhotoshopCS3 ver10,00
BRUTUS 居住空間学2010
居住空間というのは
個々のライフスタイルと直結しているので、
その人の考え方や発想、
個性が最大限反映されています。
以前、都築響一さんが、
東京に住むヒトの部屋を撮りためた
『TOKYO STYLE』が話題となりましたが、
そのオモシロさは、
部屋そのものよりも(もちろんそれを含んだ上で)、
そこに住むヒトの人となりを
想像することにありました。
見ず知らずの他人の部屋を見ることは、
初対面の人と話をするようなもので、
話す本人にとっては当たり前のことでも、
見る(聴く)ほうにとっては、
まったく斬新な発見があったりするものです。
”どんな部屋にも哲学はある”
近年、ことにそう思います。
地表線 ―JR大阪駅―
地面にカメラを置き、
その地形にまかせシャッターをきる。
無作為にあらわれる街の姿。
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空をみること
夜の明かりに照らされた花たちには
不思議な引力があります。
いなかで育ったぼくは
よく地面に寝そべって星をながめたものでした。
近くには街灯という街灯もなかったので
肉眼でも6等星くらいまでは
普通に見えるようなところです。
そんな星を”じーっ”と見ていると、
あるとき”ふっ”と
空に吸い込まれていくような感覚がありました。
それなりに街灯があるところに住むようになって、
それほどしっかりと空が見えることは
なくなってしまいましたが、
こんな花たちを”じーっ”とながめていると、
そのころの感覚がそこはかとなく
よみがえってくるのです。
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