2400通りのお弁当という個人的な感慨

学校といえばお弁当
学校といえばお弁当。

ここ最近学校の取材が続いたので
数多くのお弁当を拝見しました。

冷静に考えれば
ひとつのお弁当につき
ひとつの作り手がいるわけで、

今回うかがった学校は
全校で2400人はいるマンモス校なので、
2400人の作り手が、
ひとりひとりの食べる子供のことを想って
眠い目をこすりながら
お弁当を作っているわけです。

そう考えると
なんだかものすごいですね。

かくいうぼくも
高校の時3年間母親にお弁当を
作ってもらっていました。

必ずご飯は白ご飯で
そこには何かの象徴のように
真っ赤な梅干しが遠慮がちに置かれていました。

お弁当という何気ない存在のなかにも
2400通りの、
また世界にお弁当が存在するだけの、
思い思いの個人的な感慨があることを感じ、
ひさしぶりに母親の弁当が食べてみたくなった
初秋の昼時でした。

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26. 9月 2014 by hasestudio
Categories: 日々のこえ |