Daily Archives for 2007年4月22日

『唯脳論』 養老孟司


唯脳論 (ちくま学芸文庫) 唯脳論 (ちくま学芸文庫)
(1998/10)
養老 孟司

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文化や伝統、社会制度はもちろん、言語、意識、そして心・・・あらゆるヒトの営みは脳に由来する。「情報」を縁とし、おびただしい「人工物」に囲まれた現代人は、いわば脳の中に住む――脳の法則性という観点からヒトの活動を捉え直し、現代社会を「脳化社会」と喝破。さらに、脳化とともに抑圧されてきた身体、禁忌としての「脳の身体性」に説き及ぶ。発表されるや各界に波紋を投げ、一連の脳ブームの端緒を拓いたスリリングな論考。
<以上ちくま学芸文庫 書籍紹介文より引用>
賛否はいろいろありますが、ものの考え方として非常に面白い一冊です。養老孟司は解剖学者であり、その立場からさまざまな実例を挙げながら、人間の脳や意識についてのまったくあたらしい論考が展開されます。
ぼくは学生のころに初めて読みましたが、”世界をこんな視点で見ることができるのか!!”と強い衝撃を受けた記憶があります。
ベストセラーになった「バカの壁」などのもとになる話が書かれているので、より理解が深まるかもしれません。
養老孟司(ようろうたけし、1937年-)
神奈川県鎌倉生まれ。
1962年 東京大学医学部卒業
卒業後、解剖学教室に入り、
後に東京大学医学部教授、北里大学教授を歴任
現在、東京大学名誉教授・代々木ゼミナール顧問・日本ニュース時事能力検定協会名誉会長。
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22. 4月 2007 by hasestudio
Categories: 写真・美術・アート | 2 comments