プリズム -白色光と単色光-
今回は電磁波のなかの目に見える光、
可視光線について。
皆さんが普段何気なく浴びている光。
この光自体に色はありませんが、
プリズムという三角柱の物体に白色光を通すと
分解され虹色になることを
物理学者のニュートンが発見しました。
つまり逆に言えば、
それぞれの波長の光(それぞれの色)
を混ぜると無色透明になる
ということです。
この無色透明のひかり。
これが色の集合体であることは、
私たちがものの色を感じる上で、
大きな役割を果たします。
普通、私たちは色とは、
その物質にもとからついているもの
だと思っています。
しかし実際はそうではありません。
無色透明の光は
ものに当たると反射をします。
その反射した光が
ヒトの目にはいりものが見えます。
そしてこの反射の際、
無色透明の光の中でも
強く反射する色と
反射せずに
物質に吸収されてしまう色があり、
この強く反射した色が、
その物質の色として
ヒトの目に認識されるのです。
ぼくははじめ
光が色の波の集合体であることを知っただけで
衝撃でしたが、
加えて見えている色が、
はじめから物質についているわけではない
ということを知ったとき、
見るということに対する考え方が
大きく変わった気がしました。
知れば知るほど、視覚というのは不思議なものです。