『ロックンロールミシン』 鈴木 清剛
ロックンロールミシン (新潮文庫) (2002/05) 鈴木 清剛 |
賢司は入社二年目の“リーマン”。
仕事は順調、彼女もいるのに、なんだか冴えない毎日。
そんな時、高校の同級生・凌一がインディーズブランドを旗揚げした。
気の合う仲間と作りたいものを作る―そんないい加減なことでいいのかよ!?そのくせ、足は彼らの仕事場に向かい、曖昧な会社生活をリセット、本格的に手伝うようになるのだが…。
ミシンのリズムで刻む8ビートの三島由紀夫賞受賞作。
(新潮文庫、書籍紹介文より引用)
著者は文化服装学院卒業で元コムデギャルソン企画生産部勤務という異色の経歴の持ち主。
この作品は「GO」「世界の中心で愛を叫ぶ」の行定勲監督によって映画化もされました。
作品の設定も変わっていますが、文章のテンポ、後半の盛り上げ方、ラストの描き方、いずれも著者の非凡さがうかがえます。
鈴木清剛(すずきせいごう、1970年 – )
神奈川県出身
文化服装学院卒業
主な受賞
1997年 第34回文芸賞 『ラジオ デイズ』
1998年 第12回三島由紀夫賞 『ロックンロールミシン』
主な著書
『男の子女の子』(河出書房新社)
『ハーイ! デイズナイト』(河出書房新社)
『消滅飛行機雲』(新潮社)
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