肉眼と写真
すごくキレイな光景が目の前に広がっていて、
あわててシャッターを切ったけれども
見た目ほどきれいにうつらなかった
という経験はないでしょうか?
この見た目ほどうまくうつらないというのは、
人間の視覚とカメラの視覚との”ズレ”が
大きなおおきな原因なのです。
写真をはじめてまず最初に思うのが
”感度ってなに?”
っていうことなんじゃないかとおもいます。
ISOっていわれてもなんのことって感じですが、
これは光を感じる強さを表したもので、
100が基準になり
ISO5~3200が市販されています。
数字が大きくなればなるほど
光を感じる強さが大きくなりますが、
人間の目はこのフィルムの
何十倍も感度がいいのです。
フィルムだと感度が上がると
その分コントラストがあがり、
画質が低下していきますが、
人間の目は感度がいい割に
すごく階調細やかに
ものを見ることが出来ます。
ですから、肉眼で見て
すごくキレイなものでも写真になると、
妙にコントラストが強くなってしまったり、
黒くつぶれたりといったことがおこり、
肉眼とぜんぜんちがう!
ということになってしまうのです。
次回、
人間の視覚と
フィルムの違いについてにつづきます。