肉眼と写真


すごくキレイな光景が目の前に広がっていて、
あわててシャッターを切ったけれども
見た目ほどきれいにうつらなかった
という経験はないでしょうか?

この見た目ほどうまくうつらないというのは、
人間の視覚とカメラの視覚との”ズレ”が
大きなおおきな原因なのです。

写真をはじめてまず最初に思うのが
”感度ってなに?”
っていうことなんじゃないかとおもいます。

ISOっていわれてもなんのことって感じですが、
これは光を感じる強さを表したもので、
100が基準になり
ISO5~3200が市販されています。

数字が大きくなればなるほど
光を感じる強さが大きくなりますが、
人間の目はこのフィルムの
何十倍も感度がいいのです。

フィルムだと感度が上がると
その分コントラストがあがり、
画質が低下していきますが、

人間の目は感度がいい割に
すごく階調細やかに
ものを見ることが出来ます。

ですから、肉眼で見て
すごくキレイなものでも写真になると、
妙にコントラストが強くなってしまったり、
黒くつぶれたりといったことがおこり、
肉眼とぜんぜんちがう!
ということになってしまうのです。

次回
人間の視覚と
フィルムの違いについてにつづきます。


07. 4月 2007 by hasestudio
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