ヒトの目の能力


今回も肉眼とフィルムの違いについてです。

ヒトの目とフィルムの大きな違い
といえばそのシステムからしてかなり違います。

フィルムはフィルム上に
それぞれの感度(ISO100とか200とか)
の乳剤をぬってあります。

ですので
フィルムごとにひ
かりを感じる能力が違います。

一方ヒトの目は、
ずいぶん高等な機能が備わっていて、
光を受ける網膜には
錐状体すいじょうたい)と
杆状体かんじょうたい)
と呼ばれる細胞
があります。

錐状体は明るいところで反応し、
通常昼間に活動していて、
カラーでものが見えるようにしてくれます。

一方杆状体はくらいところで活動し、
暗闇の中でも物が見えるようにしてくれます。
こちらは色は感じないので、
高感度の白黒写真といったところでしょうか。

この2つの細胞があるので、
ヒトの視覚というのは
さまざまな状況でも
のを見ることが出来る
のです。

高性能なカラーフィルムと
高感度な白黒フィルムを兼ね備えた
人間の視覚,なかなかすごい
ですよね。


11. 4月 2007 by hasestudio
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