美食の旅 ―南紀・鳥羽―
今回の旅行での大きな収穫のひとつは、
食との出会いであった。
那智の滝があった紀伊勝浦はなにげに、
生マグロの水揚げ高が日本一の漁港で、
新鮮そのものののマグロをいただくことができた。
それと並び、
すぐ隣の太地町というのは
日本でも数少ない捕鯨の基地があるところで、
その日お世話になった居酒屋でも鯨料理を楽しめた
※中央左の黒い肉は鯨の一夜干し。
くせがあるが紅しょうがと食べると
その臭みをうまく消してくれる
本場の和歌山ラーメンも素朴でおいしかった。
そしてなんといっても
衝撃だったのは一番上の写真。
居酒屋で女将さんにお勧めをきいたところ、
「焼きソーメン」という答え。
えっ???焼いたソーメン??
はっきり言って意味がわからなかった。
ちょっとした冗談なのかと思った。
しかし、それは大真面目。
メニューにもちゃんと書いてある。
聞いてしまった手前、
半信半疑で口に運んだのだが、
それはあっさりと想像を裏切って、
予想だにしなかった衝撃の旨味が充満する。
この焼きソーメンはこの店のオリジナルで、
日本中探してもここしかないんじゃないかな?
とご主人はおっしゃって見えた。
いまでは、これを食べるためだけに
紀伊勝浦に来てもいいかなとさえ思う。
世の中にはまだまだ知らない食べ物があるものだ。
さて、つぎはどこにいこうか―。
Camera:FUJI FILM FinePix F100fd フジノン光学式レンズ
f=6.4mm~32mm(35mm換算:28mm~140mm相当)f=3.3~5.1
finishing:AdobePhotoshopCS2ver9,00