”たて”と”ななめ”
前回、網膜には錐状体(すいじょうたい)と
杆状体(かんじょうたい)と呼ばれる
それぞれ高精細カラーフィルムを
高感度モノクロフィルム
のような性質を持った細胞がある、
ということを書きました。
今回はその続きを・・・。
人間の視細胞はこうした性質のほかに、
垂直水平方向に反応する細胞と
斜め方向に反応するものがあります。
この図のように
水平方向の直線に一本だけ斜めの線を入れると、
細胞的には別の情報として処理されるのです。
つまり、多くの同じ方向に、
一本だけ違う情報が入ると
視覚に対する訴える力が大きくなるということです。
写真でいえば、
たくさんのヒトがまっすぐに立っている構図で、
1人だけ首をかしげているヒトがいれば、
視線は自然とその首をかしげた1人に
集中していくはずです。
これは、いろんなことに、
応用が出来るのでいろやってみてくださいね♪