Daily Archives for 2007年9月15日

色空間 (いろくうかん)


ふだん目にするモニターや印刷物などはそれぞれに表示できる色の範囲というものが決まっています。
(下図参照)
色空間 模式図
 色空間の種類には大きくわけるとRGBとCMYKがあります(RGBとはレッド、グリーン、ブルーの略、CMYKはシアン、マゼンタ、イエロー、キープレート(黒)の略)。
RGBとは加法混色といって、3色を混ぜると無色透明になります。光の色の原理がこれにあたります。(参考記事)
逆にCMYKとは絵の具を思い浮かべると分かりやすいのですが、減法混色といってCMYを混ぜると黒になります。
しかし、これは理論上の話であって、実際には塗料の不純物などの影響で黒にはならないので、黒を足すことで色域を作っています。
印刷などはこのCMYK方式を採用しています。
RGBは一般的にAdobeRGBとsRGBの2種類があり、sRGBは国際電気標準会議 (IEC) が定めた国際標準規格で、モニターやデジカメ、プリンターなどはこの色空間を採用しています。
逆にAdobeRGBははるかにひろい色域をもちながらも、ディスプレイ(特に液晶)での色再現の難しさなどから、一般的な普及はしていません。しかし、近年は技術の進歩によりAdobeRGBを再現できるモニターや、プリンターが開発されていますが、まだ非常に高価ですね・・・。
関連用語:RGB,加法混色

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15. 9月 2007 by hasestudio
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